Unhistory Channel 152 - パラドゲー記録

Paradox Interactive, Crusaderkings2, AAR

[リューンの赤旗のもとに]
<前回までのあらすじ>
北のオーク王国グンダバドが、友邦である谷間の国へ侵攻した。ウイグルタイの援軍は間に合うのか?
 
援軍
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 リューンは友邦ジャンゴヴァルとともに
 谷間の国救援の軍を出した

ケルドゥイン川の水は冷たく、北の朝日は鈍い。
リューン軍3000は白く逆巻くケルドゥインを渡り、トゥン・ヴィドゥガヴィアの地へと歩を進めた。

どこまでも続く針葉樹の森。
もう三月になろうというのに、いまだに深く雪が積もったままだ。見通しはきかず、雪に吸われて物音も聞こえない。リューン王ウイグルタイは敵襲に備え、ドルイニオンの北方人騎兵を斥候として先行させることにした。

今回の遠征にリューン軍のすべてが参加したわけではない。兵4000をブルフ=エルマナリキスに後詰として残してきてある。グンダバドが谷間の国を打通してきたときに備えたものだが、その判断が正しかったものか、ウイグルタイは確信が持てないでいた。

隊列が乱れた。
「なにごとか?」
ウイグルタイが呼ばわると、一人の戦士が答えた。
「物音がしました。木々から鳥たちが飛び立ったようですが」
「リューンの戦士たるものがそのようなことで怯えてどうする。慣れぬ土地でも毅然としてあれ」
しかしウイグルタイがそう言い終わらないうちに、その戦士の喉に黒い矢が突き立ち、赤い血がどくどくと吹き出した。
「敵襲!」
「敵襲だ!」
無数の黒いオークの矢がふりかかってくる。
ウイグルタイは盾をかまえながら、必死で馬をなだめ、軍勢に指示を出した。
「戦列を維持せよ! 突撃くるぞ!」
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 11417年3月2日
 トゥン・ヴィドゥガヴィアの会戦

甲冑を身にまとったオークたちが林縁に現れ、吠えながら突撃してきた。リューンの戦士たちは盾と盾を重ね合わせ、衝撃を受け止める。ウイグルタイも前線に立ち、その膂力をいかして幾人ものオークを薙ぎ切った。

しかし敵の圧力は強く、リューン軍はじりじりと後退しはじめた。
「あまりに敵の数が多すぎる。それに北のオークたちがこれほど強いとは……」
もはや戦列を維持できないと知り、ウイグルタイは撤退を命じた。しかし敵の追撃は執拗で、リューン軍はケルドゥインを渡るまでに多くの兵を失ったのである。
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実は、この時点でグンダバドは谷間の国のほぼすべてを制圧していた。ヴェ=ハムール家の者はほとんど殺され、その遺民もオークの奴隷にされていた。遠征は最初から失敗に終わる運命だったのだ。リューンの戦士たちの死は無駄だった。
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ウイグルタイはこの敗戦を生涯忘れることはなかった。喜ばしいときも、宴のときも、供の者に「トゥン・ヴィドゥガヴィア」とささやかせ、戒めとしたという。
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 その後、グンダバドの勢いを止めるため、ドルイニオン産葡萄酒に毒を混ぜてオーク王シャグフを暗殺するなど、いろいろ暗躍した

身内のいざこざ
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 ゴンドールから分離されたアルノールはほぼ消滅し、
 北のオーク3王国は向かうところ敵なしだ
 アルノール分離は失敗だった

北から帰ってきたウイグルタイはこれまでの認識を改めた。リューンにとっての本当の脅威はゴンドールではなく、北のオーク諸王国なのではないか?

いつケルドゥインの流れにそってオークが南下してくるかわからない。ウイグルタイはブルフ=エルマナリキスの都に多くの兵舎を建てて、リューン兵を訓練させた。
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 首都州に集中投資し、1900の兵を抱えるまでになった
 他の州はよくて動員500
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ある日、孫のハムールがウイグルタイを訪ねてきた。
「お祖父様、あなたの弟である軍団長タガイについて、ぞっとするような噂があります」
ウイグルタイはむっとしたが、こう言った。
「なんだ、言ってみよ」
「タガイは山羊と交わるなど淫らな——」
ウイグルタイは孫をさえぎった。
「みなまで言うな! どうせ妃のマリナの差し金であろう。あまり馬鹿なことを信じ込んでいると、おまえの後継者としての資質を疑うことになるぞ!」

ウイグルタイはハムールを叱り、今後一切この話題を出すべからずと命じた。王妃マリナと王弟タガイの争いは根が深いようだ……。
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 11420年、ダゴルラド平原の征服を進める
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リューン王家にもうひとつの問題が持ち上がった。
ウイグルタイの4番目の弟ボルハダルがブルフ=エルマナリキスを出奔し、他国で軍勢を募っているというのだ。聞くところによれば、その兵力7200。

ウイグルタイは弟と戦う気はなかったが、向こうから攻めてくるのではどうしようもない。
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 11427年8月31日
 ウルドナヴァンの合戦

両軍はウルドナヴァンの平原で相対し、ウイグルタイの軍が勝利した。
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ボルハダルはブルフ=エルマナリキスの城の基底部にある獄につながれ、その後誰も彼の消息を知る者はいない。
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11431年春、驚きの知らせが舞い込んできた。
エフワトルマヴルド族長のタルグタイが、ウイグルタイを出し抜いてダゴルラド全土を占領してしまったのだ。

聖戦をしかけると周辺諸国のオークたちが参戦してくるので、ウルグタイはしかたなく1州ずつ取っていたのだが、タルグタイはいったいどうやったのか。

「やってくれたな」
悔しがってももう遅い。
リューン王国内でタルグタイの領地は1/4を占め、その地位はゆるがぬものとなった。
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 ウイグルタイはタルグタイから西方語を教わるなど、けっして仲は悪くないのだが……

ほかにこんなこともあった。
谷間の国を追われ、リューン湖畔のガトド領に戻ってきたヴェ=ハムール家だが、その当主テムルが幼少であるのをよいことに、ウイグルタイはガトドを攻めることにしたのである。
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 リューン領の中央に存在するガトド領は目ざわりだった
 弟のタガイがガトドに対する継承権を持っている
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ガトドの征服は順調に進んだ。
しかしそこにジャンゴヴァルの援軍が現れた。

ジャンゴヴァルはリューンの友邦であったが、このたびの戦いではガトドの側に立つことを選んだのだ。

「愚かなことをしてしまった。東国人同士の戦いをする気はない……」
ウイグルタイはあやまちに気づき、ガトドと和平した。ジャンゴヴァルの軍は北に引き上げていった。
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 このいくさの間にヴェ=ハムール家のテムルは成人
 タガイの継承権は失効してしまった

オークの侵攻
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11432年、ブルフ=エルマナリキスにある噂が伝わってきた。オークの侵攻が近いというのだ。
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ミナスモルグルから出奔したフィンブル=ハイ部族のオーク首領、残虐のボルグがこの侵攻を計画しているようだ。
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 ヘンネス=アンヌーンのゴルガズ

オークの侵攻は各地で起きている。
ゴンドールもまた侵攻によってイシリエンの要地ヘンネス=アンヌーンを失っていた。当地には11000ものオークが攻めてきたという。

リューンの地はサウロンに守られていた。
サウロンの保護のもと、この湖のほとりで東国人は豊かな国を築いてきたのだ。そのサウロンなき今、オークたちがリューンを狙ってきたのは不思議なことではない。
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11434年9月、ついにボルグの軍勢が国境を越えた。
その数7100。対するリューンの総兵力は11000だ。オーク軍は精強なので、この数なら五分五分といったところだ。なんにせよ、戦うほかはない。ウイグルタイは兵たちに戦場への前進を命じた。

両軍はダゴルラドの古戦場で対峙した。
鳥ひとつ飛ばぬ荒れた沼地に、リューンの赤旗が幾百と翻る。中核の重歩兵3100はとりわけ士気が高く、ウイグルタイが外套を脱ぎ捨てると喚声が上がった。
 
「リューン! リューン! リューン!
われらの王に勝利を!」
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開戦まもなく、両軍は無数の矢を放った。
忌まわしいオークの矢が天を黒く染める。ウイグルタイはトゥン・ヴィドゥガヴィアの敗北を思い出し、思わず身震いした。

右翼ではボルグの本隊と接敵したが、弓矢の応酬がまだ続いている。左翼では敵は強固な戦列を形成し踏みとどまったものの、じりじりとリューン軍が押していく。

敵の中央が崩壊した。これをリューン軽騎兵が追撃する。しばらくして敵の混乱は全軍に及び、戦列全体が崩壊した。リューン軍が勝ったのだ。
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 勝利

オークに対する、リューン人の最初の勝利である。
戦勝の知らせはまたたくまに本国へ伝わり、人々はみな胸をなでおろした。故国は守られ、オークの奴隷にされる心配はなくなったのだ。
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この戦勝からしばらくして、ウイグルタイは病を得て亡くなった。

武勇にすぐれ、義にあつく、ダゴルラドを版図に組み入れた。よき王であったといえるだろう。
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後継者の孫ハムールはすでに病死していたため、リューン王位はひ孫のチャガガンが継承することになった。
新王の治世に栄えあれ!


ゴンドールを討て
ブルフ=エルマナリキスの町は大祭に湧いていた。
一年に一度の葡萄の収穫を祝うもので、最初に摘み取った葡萄の房は『大地の妃』ヤヴァンナに捧げられる。
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 東国ではヤヴァンナ信仰がさかん
 ヤヴァンナの造ったエント女についての伝説もある

ドルイニオンの葡萄は甘く、それから作られた葡萄酒はよい。リューンの民はもともと米の酒を愛飲していたのだが、ドルイニオン征服後はすぐにこの新しい酒に夢中になった。
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リューン王ウイグルタイもこのドルイニオンの葡萄酒を愛した。ときおり飲みすぎることもあったようだが、父親ハルガスンとは違い、節度を忘れて喧嘩に及ぶようなことはなかった。
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ウイグルタイはハルガスンの長男である。
武勇をたっとぶ東国の民の伝統にしたがって育ち、勇敢な戦士、すぐれた指揮官となった。誇り高く、野望に満ち、精力的に王のつとめをこなした。
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 尚書長ガエラグラルはミナス・モルグルに常駐
 サウロンなきあとのオーク勢力と友好を結んだ

父親の代からの忠臣、アガーシャ=ダグの族長ガエラグラルはウイグルタイをよく支えた。また弟のタガイは軍団長として東国の兵を総監。ウイグルタイの治世はこの二人なくしては立ち行かなかったことだろう。
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 11399年のリューン

さて、すでに述べたようにウイグルタイには野望があった。
かつての馬車族のようにゴンドールへ侵攻し、ヌーメノール人を打ち据えようというのである。

しかしゴンドール王は25000もの兵を有している。
リューンの兵力のほぼ2.5倍にあたる大兵力だ。
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 ゴンドールのエレスサール王
 総兵力25000のうち9000はイベントスポーン兵
 これを削っていけば勝てるかもしれない
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そこでウイグルタイはひろく東国人に呼びかけ、ゴンドール包囲網を形成した。一朝事あれば谷間の国からハンドにいたる東国の民がいっせいに立ち上がるであろう!
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 尚書長ガエラグラル

「ゴンドールへ侵攻するためにはさらなる兵力が必要です。いまそれだけの兵力を涵養することができる地帯はひとつしかない。モルドールの心臓部です」
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そう、バラド=ドゥアオロドルインを中心とするモルドール心臓部を奪取できれば、リューンの兵力は倍増するだろう。ウイグルタイはガエラグラルの進言をいれ、この地域への侵攻をめざすことにした。
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ゴンドールに対して闘志を高めるウイグルタイを、弟タガイが訪ねてきた。
リューンの強兵策についてのあらたなアイディアだろうか?
そうではなかった。

「兄上、あなたの妃マリナ様をなんとかしてください」
「どうした、弟よ」
「彼女はわたしを軍団長からはずそうと画策しています」
「馬鹿なことを言うな。わたしの軍団長はおまえしかいない」
「それを彼女に言ってやってください。マリナ様は自分の息子ブリをあらたな軍団長にしようとしているのです。
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 妃マリナ、タガイを軍団長からはずそうとする

タガイの訴えは真実だった。
そこでウイグルタイは妃をしかり、タガイこそリューンの軍団長であると言ってこの一件を終わりにした。しかしこのことがあってから、リューンの宮廷はタガイ派閥とマリナ派閥にわかれてしまった。
 
西方の不穏 
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11402年、西方で大きな動きがあった。
ゴンドールが北方王国アルノールをその版図から分離したのである。
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 エレスサール王と夕星妃アルウェンの娘インディス

あたらしいアルノールの高王にはゴンドール王女インディスがついた。
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しかしエリアドールの北部にはナン=アングマール、カルン=ドゥム、グンダバドの3オーク王国がある。これと対峙していくのにはアルノールはあまりにも弱体だ。

「ゴンドールは北辺の防備をあきらめたのではないか」
「北部王国の切り捨てではないか」

街道筋ではそんな声もささやかれだしていた。
遠い国のどうでもいいうわさ。
しかしこの事件は後になってリューンにも影響を及ぼすことになる。
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ほかにこんな事件もあった。
ウイグルタイがドルイニオンの農村を巡察しているあいだに、奴隷に襲われそうになったのだ。このときは危ういところを王子ボゴルチュに救われ、ことなきを得た。

「わが息子よ、この感謝は死ぬまで忘れないぞ」

しかしほどなくしてボゴルチュは病死してしまう。
武人としてこれからだったのに……。
ウイグルタイは亡き息子を思ってさめざめと泣いたという。
リューン王位継承権はボゴルチュの長男ハムールに引き継がれた。
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11409年、ウイグルタイはシェルカル土候国に対して宣戦した。
シェルカルはモルドール崩壊後のダゴルラド沼地に進駐してきたハラド人勢力だ。

ダゴルラド沼地は死者の沼とも呼ばれる不毛の土地だ。
なぜウイグルタイはこんな沼を欲したのか?
それはダゴルラド沼地の立地に関係がある。
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ダゴルラドはモルドールの黒門に面している。このダゴルラドを取ることによって黒門に蓋をし、ゴンドールがモルドール心臓部へ進軍できないようにするのだ。それと同時にリューンからの道をつけることで、容易にモルドールへ侵攻できるようにする。

それだけではない。
この土地ではかつて2度の大きな戦いがあり、おびただしい東国人の血を吸っている。東国の民にとってここは聖地のひとつなのだ。
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現在、バラド=リスイ部族のオーク王ナグルルがモルドールを掌握し、兵16000の動員を誇っている。リューン王国は今のところ兵力では負けているが、開発で盛り返し、ゆくゆくは人口密集地のバラド=ドゥアを取るつもりだ。
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戦役は順調に進み、リューン軍はシェルカルからダゴルラドを奪取した。これによって東国の民が5つの聖地すべてを抑えたことになる。うち3つはリューン領である。

この勝利はウイグルタイの威信を高め、リューンは東国の盟主としての自覚を深めることになった。
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11415年の1月、ブルフ=エルマナリキスの城に大鷲があらわれた。
霧ふり山脈の『ものいう大鷲』ロヴァリンである。

「北からの知らせだ。
ヴェ=ハムール家のブリからの救援要請がきている」
「なにがあった」
グンダバドが谷間の国へ侵攻した」
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先に述べたようにグンダバドは北のオーク3王国のひとつだ。
アンドゥイン源流域で勢力をたくわえ、南ではエルフ勢力のロスロリエンと衝突を繰り返している。それがついに東国人の国へと食指を伸ばしはじめたのだ。
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 グンダバドの王シャグフ
 17000ときわめて大兵力

同じ東国人としてヴェ=ハムール家を助けなければいけない。
だが、はたして間に合うのだろうか?
ウイグルタイは急ぎ兵を招集し、北へと出発することにした。


次回、ウイグルタイ王:防衛

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