中つ国地図
Version: 2.1.6(Mac) Difficulty: Very Hard
Start: 1.Narwain.11362/✊Ironman Mode

MOD: CK2MEP 0.3.1b beta
DLC:SoI/LoR/TheRepublic/TheOldGods/SoA

はじめに

これはParadox Interactive社の歴史シミュレーションゲーム、クルセイダーキングスIIのAAR(アフターアクションリポート)です。

指輪物語(ロード・オブ・ザ・リングス)の中つ国をCK2システムで再現したCK2: Middle Earth Project (CK2:MEP)に感銘を受け、ぜひプレイしてみたいと思いました。

領主選びのバラエティはまさにパラドゲーそのもの。ゴンドール執政、ローハン王、ドゥネダインはもちろん、エルフ、ドワーフ、ホビット、オーク、果ては東夷やハラドの小領主まで選択可能です。(少なくともThe Old Gods DLCを推奨とのこと)

ここにはJ・R・R・トールキン教授が残したおびただしい資料と系図がじつに鮮やかに活用されています。私は幾度かテストプレイをした後で、褐色人のアヴァンク=ルス家を選びました。

ところでみなさんは褐色人を覚えておいででしょうか?

褐色人について



「褐色人たちのことばもまた異質であった。
共通語に似たところがたとえあったとしても、微々たるものでしかなかった。かれらは遠い昔、白の山脈の谷間地方に住まっていた民族の生き残りである。馬鍬砦死者たちはかれらに近い者たちであった。

しかし
暗黒時代に、ほかの者たちは霧ふり山脈の南の谷々に移り住み、中にはそこからさらにまた、無人の地を求めて、北は塚山丘陵まで移って行った者もあった。ブリー村人間も、もとはそこからきたのである。しかしかれらはずっと昔に、アルノール北方王国の民となり、西方語
を話すようになっていた。
名称未設定5
ただ褐色人の国(Dunland)に住んでいた者たちだけが、同じ種族ではあったが、自分たちの古いことば、古い習慣を棄てず、ドゥネダインに好意を持たず、ロヒアリムを憎み、隠れひそんで暮らしていた」(指輪物語追補編:第三紀の諸言語と諸種族 人間のことば
指輪物語において褐色人は魔法使いサルマンの同盟軍として登場します。ブリー村の怪しい間者や、ホビット庄を荒らしたシャーキー配下のごろつきたちも褐色人との関連が臭わされています。

しかし彼らは決して冥王や指輪の力に惑わされたわけではありません。宿敵であるローハンを倒すと約束した隣人サルマンに氏族の運命を賭けただけなのです。(もっともその賭けは無残な失敗に終わりましたが……)

http://lotr.wikia.com/wiki/Dunlendings では「彼らはサウロンの支配下にあったことはなく、他の中つ国の自由な民のように最高神イルーヴァタアルを崇拝していたのではないか。/ヴァラアル信仰に影響された彼ら独自の神話体系を持っていたのではないか」と推測されています。

いかがでしょうか。
褐色人でプレイして、指輪戦争をうまく立ち回らせてあげたいと思いませんか。

それではAARを始めましょう。
褐色人の族長ブラン2世アヴァンク=ルス「霧ふり山脈の麓で」です。